イスラム国人質事件 |
イスラム国で人質になっている2人の日本人に関して、調査する力のない身としては曖昧な物言いしか出来ないのですが、どうもおかしな感じを受けました。湯川遥菜氏が拘束されて半年でしょうか、後藤健二氏が行方不明になって3ヵ月。しかし身代金の要求映像を観るかぎり2人とも憔悴している様子が見られないのです。湯川氏は変わらずに肥えているし、後藤氏などはむしろ男らしい野武士の面構えにさえ見えました。ほお、なかなかの度胸だなあと思いきや、報道によると映像が合成である可能性が指摘されているとか。そもそも湯川氏が何しにイスラム国に入ったのかも不明ですし、また後藤氏は行方不明になる直前に「自己責任」を主張し、友人の湯川氏を救うためにイスラム国に潜り込んだとのこと。なるほど、そのような力があるという自信が、彼にはあったらしい。
そして昨日の実母の会見。耳を疑ったのは「息子はイスラム国の敵ではありません」という言葉。ということは後藤氏がイスラム国のシンパであって、それと対峙している西側有志連合にとっては敵ということになるのですが。単なる泣き落としには聞こえません。しかしそれなのに「だから(日本)政府は息子を助けてください」とはこれ如何に? 意味が解らないのです。息子が処刑寸前で気が動転しているのかとも思いましたが、いやいやどうして気丈に主張しておられる。眉を濃く描き、茶髪に緑色のメガネでときおり笑顔。会見後には赤いサングラスに換えてやはり笑顔。どこか腑に落ちないのは私だけではないでしょう。もしかして?
当ブログでは事実しか書きませんから、滅多なことは云えないのですが、あくまで可能性として、少なくとも後藤氏にはイスラム国との間に何らかのコネクションがあったことは疑いありませんし(結果的に裏切られたとしても)、またイスラム国に対して力を誇示できるに相当するバックがいたものとも考えられるのです。この人質事件じたいが出来レースではないかという見方も出ているようですが、そこまでは言いません。
しかしテレビではカットされていましたが、実母は会見時に「反原発」「父親は帝国軍人」「大戦時における日本の罪」「原爆を投下した米国の罪」から「イスラム教の子供たちを日本で教育」とまでぶち上げたようで、これら前後不覚な言辞の数々が、動転しているのではなく、これを機会にあれも言いたい、これも主張しておかなきゃ、という滅裂状態で会見してしまったばかりに、肝心の息子の命のことがどこかに飛んでしまったのではないかと、心理カウンセラーの端くれとしては思いあぐねてしまうのです。なにも俯いて涙をぬぐうばかりが古来日本の母親の姿だとは申しませんが、やはり母子が何らかの組織に帰属しているのは間違いないようです。日本のメディアがこの事件をほとんど取り上げずに無視していたとしたら、とつい有り得ないことを想像してしまうのです。
いずれにしても今後の状況は予断を許しませんが、当事者2人もイスラム教徒も、世界中の誰もが幸せになれることを祈るばかりです。但し、身代金の支払いには断固反対します。今後の世界平和のために。