半島統一による影響 |
平昌オリンピックが終わった。日本が獲得したメダルの数もそれはそれで素晴らしいことなのだけれど、もっともっと重大なことが今回のオリンピックで明らかになった。朝鮮半島の統一が現実味を帯びてきたということである。
基本的に私同様、彼らは彼らで好きにすればいい、と考えている日本人が多いと思うのだが、ことはそう単純なものではない。韓国内がいま割れている。統一推進派と保守派のパーセンテージが今のところ読めていないものの、北朝鮮の策動に呼応した文在寅ら統一派がこのまま大勢を占めていけば、半島統一も時間の問題となるだろう。
そうなるとふたたび内戦状態に陥るのは間違いない。そんな状態に陥るのはかの国の勝手なのだが、日本が困るのは半島内の前線を見棄てた保守系難民が日本に逃れ内戦を持ち込まれることなのだ。とすると、そうなる前に過去の任那(みまな)のような小さな国を半島の最南端に創らざるをえない。
その小国家の成立には保守派の国際勝共連合(統一教会)が関与するだろうし、それと関わりの深い日本の与党政治家も首を突っ込んでいくこととなる。まったく訳の解らぬまま日本の国内情勢は朝鮮人に大きく影響されていくということなのだ。
無論この話は朝鮮問題に関してアメリカとシナ中共・ロシアが無関心だった場合に限られるのだが、両勢力が無関心でいるはずがないのでことは更に大きく複雑化する。アメリカが本気になれば先の説とは逆の状態、つまり南が北を統一することになるやも知れぬが、しかしアメリカがそこまで踏み込むとは考えにくい。いずれにしても各国はすでにシミュレーションをくり返しているはずで、さて我が国政府はどこまで予測を詰めているのやら……。