机上の者へ |
人手不足での倒産件数が最多を記録していることを知らない馬鹿がいるのだとマンガ右翼が吠えている。人件費の高騰が原因なのであるから外国人材を受け入れなければより以上に倒産が増えやがては国家が破綻する、とそういう理屈なのだろう。
少子高齢化で働き手が減っているのも事実だろうが何よりも若者たちが楽で派手な仕事にしか興味を示さなくなったことが最大の原因ではないか。バブル時代から庶民の生活水準は飛躍的に上がって一気に学卒の割合が増え、やりたい職に就くための学卒が増えればもともと人気のなかった職業は嫌厭される。ところが望んだ職業に就けなければとにかく何でもかんでも働かなくてはならなかった時代と違って、昔とは較べものにならないほど親に余裕があるものだから働かない子供を手元に置き、子供は子供でぬくぬくニートを決め込む。
しかしそんな生活が長く続くわけがない。次第に目減りしていく資産に親は焦るが子供はいい歳になっても夢見るばかりで働こうとしない。正式には非労働力人口というそうだが現在そのニート(若年無業者)の数は減ってはきているものの実に71万人もいるのだ。無論それぞれに事情はあるだろうが、彼ら彼女らの多くが贅沢も我儘も言わずに働きさえすれば外国人材に頼らざるとも人手不足は解消されるはずだ。
賃金の高騰というが自分の家に来る宅配便の若者にでも訊いてみたらどうだ。月給や時給がどれほど上がったというのか。これも人手不足で仕事が増えていくだけで、その割合に較べればアップした時給など微々たるものにすぎない。せめて集配中の路上駐車ぐらい善し悪しの取り決めをしたうえで違反にしないようにすれば良いものを、時給の身に駐禁の罰金を払わせ、社内規則でちょっとでも雑な運転をしたり運転中煙草を喫ったのを見咎められれば速攻で雨の日雪の日の自転車配達にまわされるという。どこのバカ官僚たちが決めたか知らぬがそこまで虐めぬいておいて何が人手不足か。
外国人材の受け入れで今は安い労働力を得たつもりになっていてもいずれは同等程度の賃金を払わなくてはならないだろう。それをしなければそれこそ差別国家ニッポンの謗りをまぬがれまい。そして何よりも、受け入れる14の国の中に我が祖国に核弾頭の矛先を向けているシナ中共が入っているとは何をか言わんや。そのうえまだ決まっていない最後の一国は、まさかとは思うがね。
そのうえ差別で言うのではないが受け入れる外国人材のすべてが善人だとでも考えるほど世間知らずが政治をやっているのか。今回はもう決定してしまったが、どっちに転んでも多数の外国人を受け入れていかなければならないことぐらいわかっているつもりだ。しかしその前に法制化しておかねばならない決定的なことがあるだろう。何よりも『スパイ防止法』の制定がはじめに有りきではないのかっ!
言っておくが手塚治虫やウォルト・ディズニーで育った私が漫画家を馬鹿にするわけがないだろ。コケにしているのは自分だけが正しくて偉いと思い込んでいるマンガ右翼だ。意見の異なる相手を似顔絵で侮蔑し嘲笑し、罵倒するバカのマンガ右翼である。